こんにちは。
ロードバイクでロングライド修行中の初心者アラフォー女、nicoです。
ここまで5回の記事でお伝えしたように、ホノルルセンチュリーライド2018に参加してきました!
このブログ名にもなっているほどホノルルセンチュリーライドに憧れ、そこを目指してロードバイクに乗ってきた私。
念願のホノルルセンチュリーライドに参加してきた様子を時系列で詳細にレポートしてきましたが、いよいよ今回がラスト。
今回は2つ目の、50マイル折り返しのエイドステーションを出発した後からのお話です。
それでは続きをどうぞ!
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ホノルルセンチュリーライド2018では100マイル完走ならず!ロードバイク初心者に何があったのか?
「このペースのままでは100マイル完走は厳しい」と言われてしまった私。
2つ目のエイドステーションではトイレも行かずに休憩を短くし、3つ目のエイドステーションへと向かいます。
ちなみに3つ目のエイドに規定時間内に着かないとそこから先に進めず、100マイルコースは足切りとなり75マイルコースで終わってしまいます。
絶対に100マイル完走したい!と思っていた私は3つ目のエイドでの足切りを回避するために、必死で漕いで進みました。
ちなみにその先にある4つ目のエイドが100マイルの折り返し地点です。
ホノルルセンチュリーライドはスタート時はグループごとに分かれていますが、その後は自由走行。
2つ目のエイドを出た後、なぜか私のまわりは外国人ばかりでした。
(2000人中1500人は外国人なので不思議ではないのだけど)
結局そこから先はまわり全員外国人という中でずっと走っていたけど、これがまた外国で走ってる!って感じですごく面白かったです^^
現地の人は交通ルールも分かってるし、警官に注意されたことも理解してるから、その人達について行って真似してれば安全に走ることができます。
外国でのライドを楽しみつつも、気持ちにはあまり余裕がなかった私。
早くしないと次のエイドで足切りになってしまう!!
サイコンの時計は日本時間のままにしていたので、足切りに間に合うかどうかもよく分からないまま、ひたすら必死でペダルを回していました。
距離的には次のエイドがあっても良さそうなものなのに、全然エイドに着かない…。
これはいよいよヤバい展開かも!
そう思いながらも脚が重くなってきて疲れが出てきました。
「まだ100キロも走っていないのに、なんでこんなに疲れるんだろ?」「これじゃあ160キロ完走なんてできないかも…」と気弱になってしまいます。
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気持ちも身体も疲れてしまい、エイドではないところで一旦休憩。
もしかしたら栄養が足りないのかも、と思い、羊羹とメイタンサイクルチャージを摂取します。
メイタンサイクルチャージは今回初めて試しましたが、液状なので本当にすぐにエネルギーになってすごく良かったです!
甘いものとエネルギーを即効チャージしたおかげか、少し元気を取り戻し、またひたすら回し続けます。
前半でこんなに頑張ったら後半ヤバい、と分かっていましたが、足切りされては元も子もありません。
足切り回避のためにひたすら漕ぎ続けます。
そうこうしているうちに、次のエイドに到着―!!ヽ(TдT)ノ
ここはスタート地点から約72キロにあるエイド。
やったぜ!
何も言われないしこれで足切り回避!!
ああー、良かったーー(ノДT)
次は100マイルの折り返しエイドの営業時間に間に合うように走ればいいだけ!
そして5時までにゴールに戻って完走証をもらうのだ!
絶対完走するため、エイドでの休憩なんて最低限でいい!
そう決意を新たに、このエイドではトイレと飲み物だけ補給。
ここでもクラッカーやオレンジなどの似たような食べ物ばかりだったので、何も食べずに出発(少し前に補給したし)。
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100マイルの折り返しのエイドに向かってひたすら漕いでいきます。
この時点での平均時速は約19キロ。
当初の予定では時速18キロで走ればギリギリ完走できる計算でしたが、序盤で休憩や撮影に時間を使いすぎてしまって足切りギリギリのペースになってしまっていました。
でもこの調子でエイドごとの休憩時間をやや短めにすれば100マイル(160キロ)完走できそうな雰囲気に。
よっしゃあ~!
そろそろ80キロになるし、エイドに着いて復路の折り返しに入ればかなり気が楽になるはず!
そうしてずーっとひたすらペダルを回し、100マイルの折り返しエイドを目指して突き進んでいました。
そのあたりはアップダウンはあまりないけれど、とにかくエイド終了までに間に合うように、そして完走できるように全速力で走っていたのでけっこうヘロヘロ。
そこまでのエイドでも休憩時間を短くしていたので疲労がたまりはじめていました。
でも、そこまでして走っていても、折り返しのエイドはなかなか見えてきません。
100マイルは160キロなので、80キロを越えればそろそろ折り返しエイドがあっても良さそうなものなのにな~。
走っても走っても100マイルの折り返しエイドに着かないため、「エイドが終わるギリギリに着きそうだから、お昼休憩は10分ぐらいにしないとダメだろうな…」なんて覚悟しながら走ってました。
その前に寄ったエイドには人もまばらだったし、自分はそこまで遅いペースで走ってたんだ、と思っていたんです。
そうして、必死で走っても100マイルの折り返しエイドに着かないため、「これは100マイル完走できないかも…、どうしよう(TдT)」と半泣きになりながら走っていました。
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すると、なんだか見覚えのある道に出ました。
あれ?
ここスタートしてしばらくした時に通ったよね?
こんなとこまで一旦戻るコースだったっけ?
なーんて思いながら、ひたすらペダルを回します。
そうしたら、なんと、
スタート地点だった「カピオラニ公園」に入ってしまったじゃありませんかっ!!
あれ?
あれれれ?
カピオラニ公園に一旦戻るルートだったっけ?
とぼーっとしながらも必死で考えようとします。
まさか、まさか…。
ここで私のアタマには、ある一つの認めたくない結論が。
でもそんなの認めたくない!!
何かの間違いだよっ!!
現実を見られないでいる私に容赦なく襲いかかる現実…。
目の前に「FINISH AHEAD(前方にゴールあり)」の看板キターーーー!!!(´Д` )
そう。
そうなんです。
私はそのままゴール地点でフィニッシュしてしまったんです!!(´Д` )
まじかよ…。
人気のないゴールをくぐってフィニッシュ。
自分史上最高に混乱したまま、自転車を降ります。
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この時点で私がたてた仮説は
「実は知らない間に時間に間に合わずに足切りされていて、引き返すようにコースを誘導されていた」というもの。
でも、足切りされたらその旨は伝えられると聞いているし、ゴール地点にいたJALパックのスタッフさんに聞いても同じ事を言われたのでそれはなさそう。
しょんぼりしながら完走証をもらいにテントに行くと、美人のおねえさんが笑顔で
「お疲れ様でした!何マイル走りましたか?」と聞いてきます。
(ホノルルセンチュリーライドは走ったコースを自己申告するのだ)
そこで「自分では100マイルのつもりで走っていたんですけど、なぜかゴールに戻っちゃったんです!」と半泣きになりながら説明。
そしてサイコンの走行距離は89キロになっていたことも伝えると、「じゃあ50マイル走ったって事になりますよね」と。
そこで他のスタッフの方も来て、その人達が導き出した結論は、
コースを間違えて走っていた
というもの。
おねえさん曰く「RETURNって書いてある看板はゴールに戻るルートなんですよ」との事。
確かに私は50マイルの折り返しのエイドには到着していたけど、そのエイドを出たときに「RETURN」の看板に沿って進んでしまったのかも!(記憶には全くないけど)
でも「ゴールに戻るRETURN」ではなく、エイドから出たところだったから、「100マイルコースに戻るRETURN」だと思い込んでいたんですよ…(´Д` )
つまり「RETURN」の看板に従うとゴールに戻ってしまうってこと。
50マイルより先に進みたいなら「RETURN」と書いていない看板に沿って進まないといけないという訳。
他にもそのルートを走っている人がいたから安心していたけど、その人達はゴールに戻る人達だったんですね…(大汗)。
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途中で「ペースを上げないと!」と必死で走っていたから焦っていて、正しい案内表示を見落としてしまっていたようです。
50マイルの折り返しのエイドには着いていたこと、その先のエイドの場所が予想していた場所と違ったことなどから、私は道を間違えて途中で折り返してしまったという線が濃厚に。
ちなみに3つ目に寄ったエイドは、2つ目の先にあるエイドではなく、折り返してきてゴール地点手前にある最終エイドだったようです…。
そう考えると全てがしっくり来る。
なのですみません!!
頑張ってみたけど、ケアレスミスで100マイル完走できませんでしたっ!m(_ _)m
道を間違えてしまったようだ、という話をした後、スタッフのお姉さんは「かわいそうに…」という表情をしていました。
でも、「今年もか…」とも言っていたので毎年間違えて折り返してしまう人はいるみたいです。
間違えた自分が悪いんだけど、「RETURN」表示があるなんて聞いてないし、わかりにくいよーーー!!!(´Д` )
まさかの結末に呆然としながら、人気のないゴール地点に座り込む私。
しっかりと50マイル完走の完走証ももらいました。
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自分なりに準備も練習も頑張ってきたし、ベストを尽くそうと出来るだけ速く走ってたから、とにかく悔しかった。
しかも100キロすら走ってないって…(75マイル、120キロコースもあった)。
アップダウンが多い割には平均時速も19キロ以上にできてたので、あのまま頑張ればギリギリ完走できてたはずなのに、と思うと涙があふれて止まりませんでした。
きれいに晴れたカピオラニ公園の芝の上で、一人で泣きじゃくっていました。
自分のアホさ加減とか、看板わかりにくいだろ!とか、せっかくホノルルまで来たのに、とか、いろんな感情がブワーっと湧いてきます。
泣きながらぼーっとした後、そのままいても仕方ないのでJALパックのテントに移動します。
JALパックツアー参加者は、ゴール後に飲み物や軽食をここで頂けます。
てか、時間早すぎて誰もいない(´Д` )
最終ゴール時間が夕方5時なのに、12時半にゴールしちゃったからね…。
スタッフの方曰く、この時間は25マイル(40キロ)コースの人がゴールする時間帯らしいので、かなり人が少ないんだとか。
私は結局50マイルで終わってしまったけど、100マイルのつもりで頑張っていたので50マイルの人にしてはかなり早くゴールしてしまいました(笑)。
ほとんど人がいません…。
まだ大きな精神的ダメージがあったため、JALパックテントからも早めに引き上げてホテルに戻った私。
スタッフの人には愚痴も言えないし、その時間には話せそうなライダーさんもまわりにいなかったので、悔しさをぶちまけるために時差も構わず夫に電話。
出勤前で自宅にいた夫の声を聞いたらまた泣けてきて、泣きじゃくりながら報告をし、夫に慰めてもらいました。
夫にいろいろ吐き出したら少しスッキリしたので、もう少し走ってくることに。
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ホノルルセンチュリーライドでは89キロしか走れなかったので、せめてキリよく100キロは走りたい!と自己満足のために追加ライドをしに行きました。
ちなみにホテルに戻ったときの平均時速は19.3キロ。
当初の計画では完走できる時速になっていたのに…(´Д` )
終わったことを言っても仕方ないので、今度はのんびりとライドを楽しみます。
走りやすいルートを探していたら、ホノルルセンチュリーライドのコースに入ってしまい、仕方なくスタート地点から進んでいくことに。
ホノルルセンチュリーライドは基本的に折り返しルートなので、スタート地点から走っていると折り返してゴールに向かう人達に出会います。
「ああ、100マイル完走の人達もそろそろ戻るのかな…」なんてちょっと切なく思いながら走っていると、とロードバイクで止まっている日本人女性に遭遇。
近寄って話しかけてみると、その女性はゴールまであと少しのところでパンクしてしまったとか。
その女性は私と同じ50マイルコースだったのだけど、私よりも初心者らしく、やや遅いゴールになったようです。
私はパンク修理はしたことはないけれど、先日タイヤを新しくしたのでチューブ交換とタイヤはめはできる!
という訳で新しいチューブを入れて何とか走れるようになるまでお手伝いしました。
もうゴールしちゃったから時間も気にしなくていいし、余裕余裕^^
別れ際に「ありがとうございました!せめてお名前だけでも…」と言われましたが、「名乗るほどのモノでないので…」とカッコつけて立ち去ってみました(笑)。
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その女性と出会って、彼女のお手伝いをしたことで気持ちが少し上向きに。
私があの時間にあそこを走っていなければ、あの女性は長い時間不慣れなチューブ交換で大変な思いをしていたはず。
(そういう時に限ってサポートカーは一台も通らなかった)
100マイルは走れなかったけどその後に人の役に立てたのだから、それでよしとしよう、と気持ちを切り替えることができました^^
「100マイル完走しなきゃ!」と焦ってた時は自分のことで精一杯で人様のことを見てる余裕はなかったしね。
そしてその後でちょっと走ったときに凄く景色の良いところを見つけて、「さっきは必死だったからここを素通りしてたんだなぁ」と気づきました。
そう考えると、まだ私はセンチュリーライドを楽しむ器ではないのかも、と少し思ったりして。
いつかパンク修理を手助けしても、景色を楽しんでも、余裕でセンチュリーライドを完走できるような懐の大きなローディになりたいものです。
(それにはさらなる坂練習が必要だな…)
でも準備も練習も自分なりにしたし、今回雨も沢山降って、なのに例年より暑くて、体調だって万全ではなかった中で凄く頑張ったのに!
このイベントを目標にロードバイクを買ってこのブログも始めたし、「ホノルルに行って100マイルダメでした、なんて恥ずかしくて読者さまに顔向けできないから手ぶらでは帰れない!完走証をもらわないと!」と必死だったし。
いつかはホノルルセンチュリーライド、と考えて、せっかく出るなら80や120じゃなくて160キロ走れるようになってから出て完走したい!と思ってここまで参加せずにいたし。
やっぱり100マイルを完走できなかったのはすごく悔しいし、もっとちゃんとコースを見ておけば、という後悔はしています。
でも、これで最後ではないし、またホノルルを自転車で走りたいという気持ちは持っていたので、いつかまた100マイルにリベンジしたいと思います!!(`・ω・´)
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悔しい結果にはなりましたが、ホノルルセンチュリーライドのイベント自体はすごく楽しかったです!
大きな交差点などの走りづらいところには警察官がいて、車を止めて通してくれるから安心して走れます。
路面が良くないところも確かにあるけど、走りやすいところも多かったです。
日本のサイクリングコースでも同じように荒れてるとこは多いから、ホノルルセンチュリーライドのコースが特に悪路だとは感じませんでしたね。
あと、車線が多いところや広い道では自転車用のレーンをコーンを立てて作ってくれてるのでそこはとても走りやすかったです^^
(もちろんないところもあります)
アップダウンは多いけど、景色はいいしボランティアさんも親切で良いイベントだと感じました。
ハワイのドライバー全体が自転車に理解があるようで、怖い思いは一切せずにイベント中も走りやすかったですね。
ただし、エイドの食べ物はあまり好みじゃなかったです^^;
ドーナツやシェイブアイスを頂き、先のエイドではスパムむすびもあったみたいだけど、個人的には食べたい補給食ではなかったです。
メインの食べ物はフルーツやクラッカーやプレッツェル類が多く、走りやすい補給という観点からすると、羊羹やメイタンサイクルチャージ、現地で買ったクッキーなど持参したものを摂取する方が効率が良いと感じました。
なんだかJALパックのまわしものみたいになってますが、JALパックはサポートも充実しててすごく良かったです^^
ホノルルの空港から自転車や荷物を運んでくれたので自分で自転車をホテルの部屋まで運ばなくていいのはすごく楽!
帰りもホテルの部屋にまで取りに来てくれるように手配してくれるし。
自分は自宅と日本の空港間の輪行だけを考えればいいし、現地ホテルのチェックイン時間が遅くても荷物を持って動かなくていいので、到着日から身軽に観光できたのは良かったですね^^
あと自転車のセーフティチェックやプラクティライド、イベント当日のサポートも手厚いので安心。
サポートカーを電話で呼ぶこともできるので、最悪パンク修理できなくても参加できちゃいます。
凄く楽だし安心なのでまたJALパックで参加したいぐらいです。
現時点では延泊オプションがないのと、飛行機の座席指定が前日からしか出来ないのがちょっとデメリットですが…^^;
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また絶対ホノルルセンチュリーライドにリベンジしたいです!
ハワイをロードバイクで走るのはとにかく楽しい!
むしろ自転車がないハワイは楽しさ半減する気がします。
トロリーはけっこう混むし、待ち時間や移動時間がかかるのでハワイでは自転車があると快適に過ごせます^^
長くなってしまいましたが、最後にもうちょっとだけ。
その後の追加ライドで100キロ達成し、その日のライドは終了。
そしてその後は、100マイル完走できなかった悔しさでやけ食い。
美味しいけどバカでかいTalentiのアイスとか。
(さすがに多いだろ、と思ったけど走った後のせいかペロっと完食)
チーズバーガーとペプシのセットとか。
ポテチとチーズケーキとか。
確実にカロリーオーバーだよ\(^o^)/
そうして翌日にも13キロほどポタリングした後にお土産を買ったりして、5日目の午前中の便で帰国しましたとさ。
という訳で、憧れのホノルルセンチュリーライド2018のレポートは以上です!
長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました^^
以上、
「ホノルルセンチュリーライド2018に参加!【その5】ブログで詳細&時系列レポートします!」
でした^^
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