こんにちは。
ホノルルセンチュリーライド出場を目指し、ロードバイクでロングライド修行中の初心者アラフォー女、nicoです。
今回はロードバイク映画「レーサー 光と影」の感想とレビューを書いていこうと思います^^
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おすすめロードバイク映画「レーサー 光と影」の感想とレビュー!
今回のロードバイク映画のおすすめは、「レーサー 光と影」です。
「レーサー 光と影」は2014年のカナダ映画。
実在したカナダ人女性レーサーのジュヌウィエーヴ・ジャンソン(ジュリー・ジャンソン)の半生を、
事実に基づいて映画化したものです。
カナダチャンピオンになり、フレッシュ・ワロンヌで勝ったジュリーは、
その輝かしい栄光をドーピングで手に入れました。
「レーサー 光と影」というタイトルからも分かるように、勝利と栄光を手にしたジュリーには
ドーピングという影が常につきまとい、死の恐怖と隣り合わせで生きていました。
そんなジュリーがドーピングに手を染めていた頃のストーリーを迫力ある映像で追っていくことができる映画です。
まず、のっけから緊迫したシーンで、「いきなりこれ?!」と驚いてしまうほど。
「女性レーサーの話だから、迫力もあまりないだろうし退屈な映画かもな・・・」
と思っていた私にデコピンしたいぐらいの緊張感です。
ドーピングを続け、精神的にも不安定になっていくジュリーを見ていると痛々しく、目をそむけたくなるほど。
なんでも、フランスでプレミア上映された映画祭では、上映中に6人もの人が気絶したほどだったとか。
(私は気分が悪くなるほどではなかったです)
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主人公のジュリーを演じるロランス・ルブーフの美しさが、余計に映画全体に緊張感をもたらしています。
それにしても、美しい・・・。
ロランス・ルブーフは代役を立てず、全てのトレーニング、レースシーンを本人で走ったそう。
女優さんがこれだけ走れるなんて、よっぽど練習を重ねたに違いありません。
坂を登るシーンが何度か出てくるのですが、この時も自力で登っていたかと思うと、本当に凄いです!
それだけ登るのが速いんですよーー!
男性の選手であれば「男性は速くて当然」と思ってスルーしてしまいますが、
この映画に出てくる女性レーサーの走るシーンを見ると「は、はやい・・・(汗)」と呆然としてしまいます。
同じ女だからこそ、どれだけ速いか分かるし、レーサーって本当にすごい!と思ってしまいます。
ジュリー役の女優さんは美しく、カッコいい女性チャンピオンを熱演されていますが、
個人的に女ならではのカッコよさ!と思ったのが途中でドレスを着たままロードバイクで走るシーン。
女性ならではの色っぽさとバイクのカッコ良さのギャップにやられました。
この映画は、観終わった後にどんな感想を持つかが人によって激しく分かれると思います。
私は、ひたすら切ない、と思いました。
プロのロードレース選手として生きるだけでも過酷なのに、そこに女としての弱さ、辛さも加わって、より影が濃くなってしまう。
そういう意味では、女性レーサーは男性レーサーよりももろく、チャンピオンであり続けることが難しいだろうな、と思いました。
事実に基づいた映画だという事ですが、これが事実なんて本当に「事実は小説よりも奇なり」だなぁと思ったり。
映像が美しく、トレーニングで鍛えぬいた女性たちが走るレースシーンも迫力ですし、
ドーピングを続けながら進んでいくストーリーはサスペンス映画のような緊迫感があって
思わず引き込まれてしまいます。
もちろん、自転車をテーマにして観るだけでも面白いですが、
歪んだ恋愛もそこに加わってきて、一人の女性が選び、戻れなくなった生き方を追っていくのも、また考えさせられます。
「ドーピングは良くないこと」というのは皆分かっている。
でも、ドーピングをする選手は被害者でもある、という事を認識させられる映画です。
真面目な映画ですが、見ごたえは充分あります。
ロードレースが好きな方にはおすすめです。
以上、
「ロードバイクのおすすめ映画!「レーサー 光と影」の感想とレビュー!」
でした^^
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