飛行機用輪行袋・ケース比較!海外用はサイズも重要!【電車・タクシーで空港へ行く人向け】

こんにちは。
ホノルルセンチュリーライド出場を目指し、ロードバイクでロングライド修行中の初心者アラフォー女、nicoです。

そろそろ飛行機を使った輪行ができるようになりたい、と思い始めたワタクシ。
常に自転車を手元に置ける電車輪行とは違い、飛行機輪行には多くのハードルがあります。

そのうちの一つが、「何でロードバイクを梱包して運ぶか」を考えること。

最近では飛行機用の輪行袋・ケースの種類も多くなり、サイズや機能なども様々。
豊富な種類から選べる半面、「選択肢が多すぎてめっちゃ迷う!」という悩みの方が大きかったりします。

 

先日エスビーコンというレンタルタイプの飛行機輪行ケースについて書きましたが、まだ本格運用されていないのでしばらくは自分で梱包材を用意するしかありません。

そこで今回は私が良さそうだと考えている、海外に飛行機輪行するために使える輪行袋・ケースを5つ挙げ、調査&比較してみたいと思います!

特に私と同じように電車・タクシーを使って空港へ行く人向けにチョイスしました。

海外への飛行機輪行の梱包をどうするか迷っている方の参考になれば嬉しいです^^

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目次

飛行機での輪行はサイズが超重要!国内・海外の飛行機輪行のサイズ規定を知ろう!

飛行機で輪行する場合、国内でも海外でも、何で梱包して運ぶかはとても重要な問題。

なぜなら飛行機だと客室持ち込みはNGで、必ずカウンターで預けなくてはならず、サイズの規定もあるからです。

電車での輪行とは違って少しのサイズの差で利用可能な便やコストなどが変わってくるため、何を使ってどう梱包して運ぶかは慎重に考えないといけません。

 

という訳で、まずは飛行機輪行が可能な梱包サイズを確認しておくべき。

今回はJALとANAの2社のサイズ規定に沿って考えていこうと思います。
(LCCなどだともっとサイズはシビアなはず)

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※以下に記載しているものは大まかな目安で、搭乗便や機種によって規定が異なることもあります。輪行の際は事前に各自で利用航空会社にご確認ください。

ANA国内線で無料で輪行できるサイズ

  • 荷物の3辺(縦・横・高さ)の合計203cm以内、かつ20キロ以下。
  • この条件に当てはまっていれば個数制限はなし

※自転車の場合は203cmを越えても貨物室に搭載可能なら無料で預けられる(事前に問い合わせる方が無難)

JAL国内線で無料で輪行できるサイズ

  • 荷物の3辺が50×60×120cm以内、かつ20キロ以下。
  • この条件に当てはまっていれば個数制限はなし

※自転車などのスポーツ用品の場合はサイズ規定を越えても、積める場合には無料で預けられる(これも事前に問い合わせたほうが良さそう)

ANA国際線で無料で輪行できるサイズ

荷物の3辺の合計が158cm以内、かつ23キロ以下で、2個まで。

※自転車の場合は292cm/45キロ以内なら無料で預けられるが、203cmを越える場合は事前に問い合わせる

JAL国際線で無料で輪行できるサイズ

荷物の3辺の合計が203cm以内、かつ23キロ以下で、2個まで。

※イベント時の自転車無料運搬キャンペーンを使えば203cm以上でも無料で預けられるが、それ以外は全て基本のサイズ規定通りで優遇措置なし

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ANA、JALの国際線・国内線で無料で輪行できるサイズ規定はこんな感じです。

これらのサイズ・重量を越えると超過料金が必要となり、片道で数万円を払うことになる場合もあります。

なので余計な出費を防ぐためにも、利用する航空会社や便で無料輪行できるサイズと重量を事前に調べ、それに対応できる梱包方法を選ぶのがおすすめです。

 

こうして比較してみると、ANAの方が比較的自転車の運搬に対して協力的に思えるので、「細かいことを気にするのが面倒!」というなら国内・海外ともにANAで輪行するのが無難でしょう。

特にJALの国内線の基本のサイズだと、飛行機輪行対応の輪行袋・ケースはほぼNGですからね(事前に問い合わせればOKな場合もあるらしいけど)。

 

国内線の場合は丁重に扱ってもらえるように低姿勢でお願いすればきちんと管理してもらえるそうなので、普通の輪行袋+厳重な梱包で預けても問題なし、という話も良く聞きます。
流石は日本のサービス。

↓こういうペラッペラの輪行袋+中はしっかり保護で。

 

サイズや重量的に飛行機輪行が難しいなら、国内に限り配送サービスを利用するのもアリだと思います。

送料はお安くはないですが、自転車を運ばずに移動できる楽さを考えれば高くもないと思います。

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海外に輸送する場合は飛行機輪行できないとべらぼうにお金がかかるため、なんとか輪行できるサイズにおさめないといけません。

JALは国際線でもサイズ規定がシビアなため、無料で預けられるサイズに対応している輪行袋やケースはそう多くはありません。

JAL国際線で基本のサイズを超えた場合、無料運搬キャンペーン実施時以外は確実に超過料金を取られるため、超過料金なく海外へ運びたいならANAを使った方が梱包方法の選択肢が広がります。

(例えば、JALのホノルルセンチュリーライドの自転車無料運搬キャンペーンの許容サイズは145×40×117cm以内、かつ重量は23キロまでと比較的緩めです)

超過料金なくJALで海外へ輪行したい!というのであれば規定サイズに合わせて梱包方法を選ばないといけません。

ちなみに、ここまではすべてエコノミークラスの話です。

私が飛行機用の輪行袋&ケースに求める条件【国内&海外飛行機輪行兼用】

ここまでで大まかな飛行機輪行できる梱包サイズと重量が把握できました。

次はこれらのサイズ規定を意識しつつ、輪行袋やケースの候補を挙げていきます。

ですが、人によって譲れない点や妥協できる点は様々。

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私の場合は、車を運転しないので空港までは電車やタクシー輪行で移動しないといけません。

それができるものを選ぶのが大前提となるので、自然と選択肢は狭まります。

なので、飛行機用の輪行袋・ケースを選ぶ際はご自身の予算、空港までの輸送手段、バイクのサイズ、どこまで手間をかけるか、などの条件をピックアップしておくといいですね。

 

私が飛行機用の輪行袋・ケースに求める条件は以下の通り。

  1. タクシーに乗せて運べるサイズ
  2. 電車輪行時に無理なく持ち歩ける
  3. 使わない時にコンパクトになる
  4. 輪行先で持って自走できる
  5. ハンドル位置を変えなくて済む、できればサドル位置も(ペダルは外す)
  6. 価格が高すぎない
  7. サイクリングヤマト便に使える(3辺の合計が203cm以内)
  8. ヤマト以外の自転車配送サービスで使える

 

どうせ買うなら、海外だけではなく国内線や配送サービスでも使えるものがいいですからね。

けっこうワガママな条件かもしれませんが、言うだけはタダ。

これらの条件を満たしている輪行袋・ケースがあるのか?

飛行機輪行用に良いと言われている5つの商品に当てはめつつ、比較してみたいと思います!

※ヤマトの宅配サイズの規定が変わり、サイクリングヤマト便でなく普通に送ると送料が高額になるため、普通に送る方法は除外しています

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国内・海外の飛行機輪行&配送サービスで使える輪行袋・ケースを5種類で比較!

ではいよいよ、5つの商品のスペックを確認しつつ、比較していこうと思います。

オーストリッチ OS-500 トラベルバッグ

  • サイズ:82×135×21cm(合計238cm)
  • 価格:22000円
  • ANA国内:要問合せ JAL国内:要問合せ ANA国際:要問合せ JAL国際:×
  • サイクリングヤマト便:× その他配送サービス:ほぼ×

価格、使いやすさ、コンパクトさのバランスが良く、飛行機輪行ではよく使われている定番商品。国内トップチームが移動時に使用している事からも信頼できます。

ですが厚手のウレタンが守ってくれるとはいえ、あくまでもソフトケースなので中の梱包を丁寧にしないと不安が残ります。

バッグに固定できるハードタイプと比較すると衝撃から守ってくれる度合いはやや低め。

ですが輪行袋自体が2キロと軽く3つに折りたためるので、リュックと背中の間に上手く挟めば多少の距離なら自走で運べるのは大きなメリットです。

EVOC(イーボック)バイクトラベルバッグ

  • サイズ:80×135×38cm(合計253cm)
  • 価格:48000円
  • ANA国内:要問合せ JAL国内:要問合せ ANA国際:要問合せ JAL国際:×
  • サイクリングヤマト便:× その他配送サービス:ほぼ×

海外への飛行機輪行時に人気のイーボックのバイクトラベルバッグ。
各パーツを納めるだけで固定でき、破損しにくいつくりになっています。

リアディレイラーを外さずに入れても破損しないようにクッションが配置されていますが、ハンドルを外す必要があります(その割にサイズが大きめ)。
キャスター付きなので移動はしやすいですが、電車で空港に行く場合はやや大変かも。

SCICON(シーコン) エアロコンフォートプラス

  • サイズ:91×109×45cm(合計245cm)
  • 価格:5万円台から7万円台(モデルによって異なる)
  • ANA国内:要問合せ JAL国内:要問合せ ANA国際:要問合せ JAL国際:×
  • サイクリングヤマト便:× その他配送サービス:ほぼ×

こちらも飛行機輪行時に良く使われており、基本ハンドルとサドル位置を変えないままコンパクトに収納できると人気です。

固定バンドや梱包材がケース内についているので梱包が短時間で簡単にでき、リアディレイラーをガードするための金属フレームもついているので安心(リアディレイラーは外した方がいいという意見もあり)。

バッグ自体がかなり重いこと(約9キロ)、使わない時に場所をとること、価格が高めなところがデメリット。

ACOR(エイカー) バイクポーター・プロ

  • サイズ:74×106×23cm(合計203cm)
  • 価格:約10000円
  • ANA国内:○ JAL国内:要問合せ ANA国際:要問合せ JAL国際:○
  • サイクリングヤマト便:○ その他配送サービス:ABC急便で可

エイカーのバイクポーターはボックスタイプ。2つのサイズがあり、「バイクポーター・プロ」だと3辺の合計がぴったり203cmになるのでサイクリングヤマト便などの配送サービスが使え、普段のJAL国際線・ANA国内線・配送サービスのサイズ規定内におさまります。

ただしハンドルを外さないといけないので、それが面倒ならサイズが大きめのタイプを選んでも。

バイクポーターユーザー向けに「ABC急便」という自転車配送サービスもあるので国内ならそれで輸送も可能。

ボックスタイプは輸送時の破損リスクが少なめですが、持って自走することができないため宿泊先で置きっぱなし、または破棄する前提でないと使えないのがデメリット。

BTB 折りたたみ輪行箱 D237


(コーワ株式会社さんのHPより引用)

  • サイズ:75×123×35cm(合計233 cm)
  • 価格:3400円
  • ANA国内:要問合せ JAL国内:要問合せ ANA国際:要問合せ JAL国際:×
  • サイクリングヤマト便:× その他配送サービス:BTBの宅配便は可

上で紹介したエイカーのバイクポーターと同じ輪行箱タイプですが、こちらの方が簡易的。

何といっても価格が安く、取り寄せ・保管サイズも79×47×27cmとコンパクトなので取り扱いやすく、BTB輪行箱ユーザー向けの宅配便が使えるのが大きなメリット。

ただし、耐久性がないので1,2往復程度しか使えないこと、持って自走ができないところがデメリット。

「BTB輪行箱203」というモデルならハンドルを外して入れれば203cmになるのでANA国内線・JAL国際線無料範囲&サイクリングヤマト便が利用可能。

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ここまでで5つの輪行袋・ケースを比較してみましたが、いかがでしょうか?

スーツケースのようなガチガチのハードケースは保管場所を取りすぎるので最初から候補に入れませんでした。

あと、自転車屋さんで段ボールをもらって梱包する作戦もありますが、もらえない可能性もあるし、ハンドルを外す前提だと思うので除外しています(自分でハンドルをつける自信がない!)。

 

ANA国内線と普段のJALの国際線に確実に無料で預けたいのであれば、この5つの中では3辺の長さの合計が203cmになるエイカーのバイクポーター・プロしか選択肢はありません(又はBTB輪行箱203か、自分で段ボールを使って梱包)。

サイクリングヤマト便を利用する場合も同じですね。

私の条件に合う国内・海外の飛行機用輪行袋・ケースはどれ?

これら5つの商品のスペックと私が上げた条件を照らし合わせてみた結果、

  1. タクシーで運べる → 全てギリギリOK(後部座席に載せて)
  2. 電車輪行できる → オーストリッチのみ、それ以外はキャリー等ないと厳しい
  3. コンパクトに保管できる → オーストリッチ、シーコン、エイカー、BTB
  4. 輪行先で持って自走できる → オーストリッチのみギリギリ可
  5. ハンドル位置を変えない → オーストリッチ、シーコン、BTB
  6. 価格が高すぎない → オーストリッチ、エイカー、BTB
  7. サイクリングヤマト便利用 → エイカー、(BTB輪行箱203も)
  8. ヤマト以外の配送利用 → エイカー、BTBでそれぞれ専用サービス有

という事になりました!

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飛行機輪行だけを考えると、オーストリッチのOS-500が一番無難っぽいですね。
やはり飛行機用輪行袋のど定番だけあります。

ただし、オーストリッチだと飛行機の基本預け入れサイズよりは大きくなってしまうので、飛行機輪行は事前問い合わせすれば積んでくれそうなANAを基本使うようにして、イベント時はJALの無料運搬キャンペーンを利用する、という感じが無難かと。

 

ハンドルを外して梱包できればコンパクトになって確実に無料で運搬できるのですが、はっきり言ってハンドルを外して元に戻す自信が全くない(´Д` )

それで輪行先でトラブルになるよりは、多少お金や手間がかかってもやや大きめサイズで輪行する方を私は選びます(情けないけど…)。

国内で宅配便を使いたくなったら、比較的安くて気軽に使えそうなBTB輪行箱を利用すればいいと思うし。

ちなみに、サイクリングヤマト便はペラペラの輪行袋でも利用できるとの事ですが、縦置きになる可能性もあるそうなので現時点では利用するつもりはありません。
だったら普通の輪行袋を使って国内線で輪行した方が安くて安心な気がします。

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という訳で、5つの国内&海外の飛行機輪行用輪行袋・ケースを調査・比較してみましたがいかがでしたか?

飛行機輪行はルールややり方が様々で複雑なため、コンパクトにまとめきれずにかなりボリュームのある記事になってしまいました^^;

ですが各サービスの許容範囲と、自分の希望条件を照らし合わせればおのずとどんな梱包方法が自分に合っているかが見えてくるはず。

飛行機用の輪行袋・ケースは安い買い物ではないですから、じっくりと吟味して選びたいものですね。

特に今回の記事が私のように電車・タクシーで空港まで移動する人の参考になれば嬉しいです^^

以上、
「飛行機用輪行袋・ケース比較!海外用はサイズも重要!【電車・タクシーで空港へ行く人向け】」
でした^^

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